「普通の登山と何が違うの?」「子供がいると何を追加すればいいの?」
この記事では、家族4人で80座以上を登頂したパパが実体験から厳選した必需品を12個紹介します。
「なんとなく持っていた装備で大丈夫だった」というラッキーではなく、実際に必要な場面があった道具だけを紹介します。ぜひ参考にしてください。
パパかずや|広島在住。ママと娘(5歳)・息子(2歳)と2019年からYAMAPで活動開始。※子供の年齢はYAMAP活動開始時の年齢です。
家族4人で87座登頂(YAMAP記録)。大山・石鎚山・富士山など多数。
子供が1歳のころから子連れ登山を始め、「失敗と経験」から学んだリアルな情報を発信しています。

Contents
持ち物は「3つのカテゴリ」で考えると整理しやすい
子連れ登山の持ち物は、次の3つで整理すると考えやすいです。
| カテゴリ | 目的 |
|---|---|
| 🔴 安全系 | 万が一のトラブルから子供を守る |
| 🔵 快適系 | 子供が疲れにくく、親も楽になる |
| 🟣 モチベーション系 | 子供が山嫌いにならないための工夫グッズ |
では、カテゴリごとに紹介していきます。
🔴【安全系】絶対に持っていくべき必需品6選
① エマージェンシーシート
山では天候が急変します。夏山でも、天気が崩れると気温が一気に下がり冬並みの寒さになることも。大人は大丈夫でも、体の小さい子供は低体温症になりやすいので要注意です。
エマージェンシーシートは体温を反射して保温する薄い金属シート。百均でも売っていますが、山用はより丈夫でコンパクトです。我が家は子供の人数+大人1枚を常備しています。
※富士山登山では夜間の寒さの中体調不良に見舞われ、朝まで屋外のベンチで過ごしました。子供用のシートがあって本当に良かった場面です。

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② ファーストエイドキット(救急セット)
子連れ登山では、軽いケガやトラブルが起きやすい場面が多くあります。市販のセットは不要なものが多く登山には大きすぎることも。我が家は透明ポーチに必要なものだけを厳選して入れています。中身が見えるので、いざという時にすぐ取り出せます。

【我が家が実際に入れているもの】
- 先の細いピンセット(子供はとにかくトゲが刺さりやすい。細い先端のものがあればすぐ取り除けてグズらずに済みます)
- 絆創膏(大小各サイズ)、キズパワーパッド(大きめサイズ)
- 消毒綿
- 消毒ジェル
- かゆみ止め(ムヒアルファEX)
- テーピングテープ(足首サポートや靴擦れの応急処置に)
- ポイズンリムーバー(ハチや毛虫の毒を吸い出す器具)
- 大判ガーゼ
- 伸縮包帯(L)(ダイソーで購入)
- ヘアーゴム(娘が汗をかいた時にないと不便)
- 手かがみ(目に何か入った時などあると便利)
- 結束バンド
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③ クマ鈴+電子ホイッスル
広島・中国地方でも、山中でのクマ目撃情報は増えています。鈴で自分たちの存在を知らせてクマとの遭遇を防ぐのが基本です。
さらに万が一の時のために電子ホイッスル(ボタン式の防犯ブザーのようなもの)もセットで持つと安心です。雨の日は獣の聴覚・嗅覚が鈍るため、クマと遭遇するリスクが高まります。特に注意しましょう。
クマ鈴と電子ホイッスルの2つ持ちを我が家では実践しています。
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④ カイロ(年中常備)
「夏山だからカイロはいらない」と思っていませんか?夏山でも天気が崩れると冬並みの寒さになります。子供の体温調節に備えて、カイロはエマージェンシーシートとセットで年中ザックに入れておきましょう。
さらに便利な使い方として、スマホの電池切れ対策にも使えます。低温下ではスマートフォンの電池が急速に消耗しますが、カイロで温めると改善されます。YAMAPのGPS地図機能を使っている方は特に重要です。
百均のカイロで十分機能します。張るタイプと貼らないタイプを数枚まとめてザックに入れておくのがおすすめ。
⑤ 子供用レインスーツ(上下セット)
天気予報が悪くても登山を決行することがあります。大山登山では「てんくらC(雨予報)」の中、家族4人で登りましたが、レインスーツがあったおかげで安心して無事に登頂できました。
また、レインスーツは防寒着としても使えます。ゴアテックスなど防水性の高い素材がベストですが、まずは上下セットになっているものを一着準備しましょう。子供は動きが多いのでサイズに余裕があるものを選ぶと着替えさせやすいです。
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予算を抑えたい方はワークマンをチェック。子供用のレインスーツの取り扱いがあり、比較的安価で購入することもできます。
⑥ 携帯トイレ
山でトイレに行きたくなった時、子連れだと特に困ります。例えば大山(弥山)の場合、トイレは6合目避難小屋(携帯トイレブースのみ)か山頂避難小屋にしかありません。
「急にトイレ!」に即対応できる携帯トイレは子連れ登山の必須アイテムです。使い方も簡単で、子供でも扱えます。登山前に使い方を一度確認しておくと安心です。
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🔵【快適系】あると格段に楽になる持ち物3選
⑦ 登山用ベビーキャリア(おんぶリュック)
2歳児の行動限界は約3時間。4〜6時間のコースなら登山用ベビーキャリアが必須です。
我が家の息子は3歳半で6〜7時間、5歳になると8時間・8〜10kmも歩けるようになりましたが、1・2歳の時は3時間の行動が限界で4~6時間の山行ではキャリアが大活躍でした。通常の抱っこ紐より安定していて親の疲労も少なく、子供も快適です。

※年齢の目安(我が家の場合):2歳→3時間/3歳半→6〜7時間/5歳→8時間以上
※子供の年齢や体力に合わせた山選びや、行動計画を立てましょう。
登山用ベビーキャリアは2〜3万円以上する高額商品です。体型によってフィット感が大きく変わるため、モンベルやL-Breathなどのアウトドア専門店で実際に試してから購入することをおすすめします。
予算を抑えたい方は、Amazonやメルカリでもdeuter(ドイター)やOsprey(オスプレー)など人気ブランドの中古品がお得に見つかることもあります。
⑧ 子供用手袋
転倒した時や岩場、草木でのケガ(切り傷・トゲ刺さり)防止のために、山行中は子供に手袋を着けさせるのが我が家のルールです。岩をつかんで登る場面では、素手だと鋭利な部分に当たりやすく、草木などを無意識に触ってトゲが刺さる事などもあります。
薄手のフィンガーレスグローブや軍手でも十分機能します。子供が嫌がらないよう、好きなデザインのものを選ぶのがコツです。
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⑨ 虫除けネット(黒がおすすめ)
夏の低山は虫が多く、顔周りに集まる虫は子供にとって大きなストレスになります。百均(ダイソーなど)のもので十分です。白より黒の方が視界がクリアで使いやすいのでおすすめです。帽子の上からかぶるタイプが使いやすく、子供も嫌がらず着けてくれます。
🟣【モチベーション系】子供が山嫌いにならない魔法の道具3選
「もう歩けない!帰りたい!」を防ぐための工夫グッズです。これが実は子連れ登山でもっとも大切だったりします。

⑩ 双眼鏡
山に登り見晴らしのいい展望所から見える瀬戸内海の景色や遠くまで連なる山々の景色を見る体験は、子供にとって特別な感動になります。双眼鏡があると「あの船どこに行くんだろう?」「向こうのあの建物までよく見える!」と自分から楽しみを見つけてくれるので、親としても嬉しいです。
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⑪ シャボン玉や竹とんぼ等のかさばらないおもちゃ
子供が小さい頃、山頂でシャボン玉をするのが我が家の定番でした。「山頂に着いたらシャボン玉しよう!」という目標があると、子供が頑張って歩いてくれます。
軽くてかさばらないので、ザックに入れておいて損はありません。他にも竹とんぼやグライダーなど子供の喜びそうなものを用意するといいです。子供同士で夢中になって遊んでいる間に、親もゆっくり景色を眺められます。
⑫ 行動食(ゼリー飲料・お菓子)
登山中の補給食として、ゼリー飲料は特に子供に人気です。疲れた時に即エネルギー補給でき、食べやすい。富士登山でも、ゼリー飲料は子供たちの大きな力になりました。
我が家のおすすめはウィダーインゼリー・即攻元気・ガッツギアの3つ。マスカット・りんご・サイダー味など種類も豊富です。近くのスーパーやドラッグストアでお子さんと一緒に好きな味を選んでみて下さい。
「〇合目まで頑張ったらお菓子ね!」という約束が、子供の歩くモチベーションになります。好きなお菓子を自分で選ばせると、さらに効果的です。
年齢別・持ち物のポイントまとめ
80座以上の経験から、年齢別のポイントをまとめました。
| 年齢 | 行動の目安 | 持ち物のポイント |
|---|---|---|
| 〜2歳 | 約3時間が限界 | ベビーキャリア必須、荷物は最小限 |
| 3〜4歳 | 6〜7時間可能 | 抱っこ対応できる余力を残す |
| 5〜6歳 | 7〜8時間可能 | モチベーション系グッズが特に有効 |
| 7歳以上 | 8時間・10km超も可 | 子供自身のザックで荷物を分担 |
※あくまで我が家の子供の場合です。山の難易度や体調により大きく変わります。コースタイムは大人の基準に対して小学生以下なら×1.5倍、小学生低学年なら×1.3倍で計画するのがおすすめです。
まとめ:子連れ登山の持ち物チェックリスト
- エマージェンシーシート(人数分)
- ファーストエイドキット(絆創膏・消毒ジェル・ポイズンリムーバー・ピンセット等)
- クマ鈴+電子ホイッスル
- カイロ(年中!夏も忘れずに)
- 子供用レインスーツ(上下セット)
- 携帯トイレ
- 登山用ベビーキャリア(小さい子連れ)
- 子供用手袋
- 虫除けネット(黒)
- 双眼鏡
- シャボン玉・竹とんぼ等
- 行動食(ゼリー飲料・お菓子)
子連れ登山は「安全第一」が何よりも大事です。でも、道具をしっかり揃えることで、子供を守りながら親子で最高の思い出が作れます。
80座以上の経験から言えることは、「ムリをしない」「準備をしっかりする」この2つが、子供と長く登山を楽しむ秘訣です。
この記事が、これから子連れ登山を始めるパパ・ママの参考になれば嬉しいです。それでは、楽しい山行を!⛰️
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