以前、家族で低山ハイキングに出かけた際、突然の雨に降られました。
事前に天気予報を確認していたものの、山の天気は変わりやすい。そんなとき頼りになるのがレインウェアです。
子どもは体温調節が苦手なため、雨と風にさらされると一気に体が冷えます。「雨具は命を守るもの」というのは、80座以上の山を子どもと一緒に登ってきた私が、実感を持って言える言葉です。
この記事では、子ども用レインウェアのおすすめを5つ紹介します。そのうちロゴスとワークマンの2つは我が家で実際に使っているもの、残り3つは我が家では未使用のため、メーカー公式の仕様をもとに紹介しています。選び方のポイントも解説するので、はじめてのレインウェア選びの参考にしてください。
この記事を書いた人
パパかずや|広島在住。2019年にYAMAP活動開始(当時:娘5歳・息子2歳)。妻・娘・息子と家族4人で87座登頂(2026年5月現在)。大山・石鎚山・富士山など中国・四国の山を中心に活動中。
☔ 先に結論をまとめます
- 山で使うなら上下セパレートタイプが基本(ポンチョは風にあおられやすく、足元も濡れやすい)
- サイズは1〜2サイズ大きめ+丈調整機能つきなら長く使える
- 耐水圧は使う場面で選ぶ。長時間の雨や本格的な登山に備えるなら10,000mm以上がひとつの目安
- 我が家の実使用はロゴス(上下セット・キャンプで使用)とワークマン(上着のみ)+別に買ったパンツ
Contents
子ども用レインウェアの選び方3つのポイント
ポイント① 必ずセパレートタイプを選ぶ
レインウェアには大きく分けて「ポンチョタイプ」と「上下セパレートタイプ」があります。
ポンチョは手軽ですが、風で飛んだり足元が濡れやすいデメリットがあります。特に登山やキャンプなど動きのある場面では、上下セパレートタイプが断然おすすめです。
動いてもズレず、雨風から上半身も下半身もしっかり守ってくれます。
ポイント② サイズは少し大きめを選ぶ
子どもはあっという間に成長するので、ジャストサイズを買うと翌年には使えなくなってしまいます。
少し大きめのサイズを選ぶのがコツですが、大きすぎると動きにくくなる点も悩みどころ。裾のゴムや丈の調整機能がついている製品を選ぶと、成長に合わせて長く使えます。
目安として、ふだん着ているサイズの1〜2サイズ上を選ぶとよいでしょう。
ポイント③ 耐水圧は「使う場面」に合わせて選ぶ
レインウェアの防水性能は「耐水圧」という数値で表されます。
- 耐水圧 2,000mm以下:小雨・短時間の外出向け
- 耐水圧 5,000〜10,000mm:キャンプや短めのハイキングなど、アウトドアで使う目安
- 耐水圧 10,000mm以上:長時間の雨や本格的な登山に備えたいときの目安
ただし、耐水圧は生地の防水性を表す数値のひとつです。縫い目やファスナー、袖口・フードのすき間、サイズが合っているかどうかでも濡れ方は変わるので、数値が高ければ濡れない・安全というわけではありません。雨の中を歩き続けると汗で内側が蒸れて体が冷えることもあるため、透湿度(蒸れを外に逃がす性能)もあわせて確認しておきたいポイントです。
この記事で紹介するロゴス(我が家で使用)は耐水圧5,000mmなので、上の目安ではキャンプや短めのハイキング向けに当たります。長時間雨の中を歩く可能性がある登山に備えるなら、耐水圧10,000mm以上で透湿度も高いモデル(この記事ではモンベルなど)を候補にしてください。そして、強い雨の予報ならウェアで乗り切るより予定を変える判断を優先してください。
子ども用レインウェアの失敗談|ダイソー・西松屋で学んだこと
実は我が家も、子どもがまだ保育園児だった頃はダイソー・西松屋・しまむらのレインウェアを使っていました。
当時は小さいサイズのアウトドア用レインウェアがなかなか売っておらず、使用頻度も少なかったこともあり、手軽に買えるものを選んでいました。
ただ、使ってみて感じたのが透湿性の低さと強度の弱さです。雨の中で動くと中が蒸れて汗をかき、逆に体が冷えてしまうことがありました。

山での雨は「ただ濡れる」だけではありません。気温が低い中で体が濡れると、低体温症のリスクがあります。子どもは大人より体温を奪われやすいため、レインウェアの品質は安全に直結します。
また、悪天候のときは無理せず登山を中止する判断も大切です。我が家も山で痛い思いをした経験から、子連れ登山の注意点やポイントについてまとめた記事があります。ぜひ参考にしてください。
子連れ登山のポイント → 【教訓】山でヒヤリとした体験と学んだこと
子ども用レインウェアおすすめ5選|比較表つき
5つのうち、★実使用の2つは我が家の子どもが実際に着ているもの、それ以外は我が家では未使用のため、メーカー公式の仕様をもとに紹介しています。順位ではなく、使う場面と「上下がそろうか」で選んでください。
| 商品名 | 我が家 | 構成 | 別に必要なもの | 耐水圧(公表値) | 上下そろえた価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| LOGOS キッズレインスーツ | ★実使用(雨・雪キャンプ) | 上下セット | なし | 5,000mm | 7,700円 |
| ワークマン イージスバッグインレインジャケットキッズ | ★実使用 | 上着のみ | レインパンツ(我が家はBOST★Rのキッズ レインパンツ) | 上着:10,000mm | 上着2,900円+パンツ代 |
| モンベル サンダーパス ジャケット/パンツ Kid’s | 未使用 | 上下別売り(同じシリーズでそろう) | パンツを同時に購入 | 20,000mm以上 | 100〜130サイズ:13,900円 140〜160サイズ:15,800円 |
| ヘリーハンセン スカンザレインジャケット(キッズ) | 未使用 | 上着のみ | レインパンツ(同シリーズのキッズ用は確認できず) | 10,000mm | 上着代+パンツ代(価格はリンク先で確認) |
| THE NORTH FACE レインテックスユリイカ(キッズ) | 未使用 | 上下セット | なし | 数値の公表なし | 現行モデル:16,500円(通常価格) |

①【我が家で実使用】LOGOS(ロゴス)キッズレインスーツ(上下セット)
実際に我が家でも使っているレインウェアです。息子が小学校低学年のときに、雨キャンプや雪キャンプで使いました(登山では持参しましたが使用していません)。
ロゴスはキャンプ好きファミリーに根強い人気のブランド。
耐水圧5,000mm・透湿度2,000g/m²・24h(メーカー公表値)。この記事の目安ではキャンプや短めのハイキング向けのスペックです。フードは取り外しでき、視界を遮りにくいクリアフード付き。背中にマチがあり、リュックの上から着られます。サイズは120〜150、メーカー公式価格は7,700円(税込)です。
長時間雨の中を歩く登山に備えるなら、耐水圧・透湿度がより高いモデル(下で紹介するモンベルなど)も検討してください。
※我が家のロゴスはオレンジ色で、現在の公式カラー(イエロー・アクアブルー)とは異なる以前のモデルです。仕様が同じかは確認できていないため、上の数値はリンク先の現行品のメーカー公表値です。
- おすすめシーン:キャンプ・短めのハイキングなど
- ポイント:上下セット・カラー2色・クリアフード・収納袋付き
②【我が家で実使用】ワークマン イージスバッグインレインジャケットキッズ(上着のみ)
¥2,900でこのクオリティ。我が家もワークマンにお世話になっています。
耐水圧10,000mm・透湿5,000g/m²のスペックで¥2,900という圧倒的なコスパ。最大の特徴はバッグイン機能で、背中のファスナーを開けるとランドセルやザックの上から着用できるため、ザックカバーが不要になります。ジャケット単品販売のため、パンツは別途ご用意ください。
カラーはレッド・カーキ・カラフルチェック・ライムの4色、サイズは120〜150(120サイズで身長115〜125cmが目安)。反射材は2か所に付いています(ワークマン公式より)。
我が家はBOST★R(ボストアール)のキッズ レインパンツをAmazonで別途購入して組み合わせています(下のリンクと同じ商品)。なお、2026年9月時点のワークマン公式通販では、キッズ用のレインパンツは見当たりませんでした。上着とパンツはブランドが違うので、サイズ表(身長の目安)をそれぞれ確認してから選んでください。
- おすすめシーン:登山・キャンプ・通学・普段使い(幅広く使える)
- ポイント:¥2,900・バッグインでランドセル対応・ザックカバー不要
※ワークマンはオンライン購入可。店舗によって在庫が異なります。
▶ Amazonで見る(我が家が使っているBOST★R キッズ レインパンツ)→
③ モンベル サンダーパス ジャケット&パンツ Kid’s(上下別売り)
本格的な登山に備えて上下をそろえるなら、候補にしたいモデルです(我が家では未使用)。
日本発のアウトドアブランドとして登山家から絶大な支持を誇るモンベル。「サンダーパス ジャケット Kid’s」は、耐水圧20,000mm以上・透湿性15,000g/m²・24hrs(メーカー参考値)のドライテック3レイヤー素材を採用。100〜130サイズの平均重量は146gと軽量です。
パンツもサンダーパス パンツ Kid’sとして別売りされていて、上下を同じシリーズでそろえられます。100〜130サイズはジャケット¥8,400+パンツ¥5,500=合計¥13,900、140〜160サイズはジャケット¥9,400+パンツ¥6,400=合計¥15,800です(税込・2026年9月時点のモンベル公式価格)。アクアテクトジッパーで止水性を確保。ジャケット・パンツともにスタッフバッグ付きで収納・携帯にも便利です。
- おすすめシーン:本格登山・長時間の雨天アクティビティ
- ポイント:軽量・耐水圧20,000mm以上・上下別売りで同シリーズにそろえられる
④ ヘリーハンセン スカンザレインジャケット(キッズ・上着のみ)
山でも街でも着やすい防水ジャケット(我が家では未使用)。
ヘリーハンセンはノルウェー発のアウトドアブランド。スカンザレインジャケットはヘリーテックパフォーマンス2.5層構造を採用し、耐水性10,000mm・透湿度8,000g/m²の防水透湿性能を備えています。リサイカブル素材を使用した環境配慮モデルです。
ジャケット単品での販売のため、パンツは別途ご用意ください。Quick Freeファスナーで子どもでも開閉しやすく、後ろ裾のSOLAS準拠リフレクティブワッペンが夜間・悪天時の視認性を高めます。山のアウトドアから普段のタウンユースまで幅広く使えます。
※同じシリーズのキッズ用パンツは確認できませんでした(2026年9月時点)。購入前に、リンク先で品番・サイズ・最新の仕様をご確認ください。
- おすすめシーン:登山・ハイキング・タウンユース
- ポイント:ジャケット単品・Quick Freeファスナー・リフレクター付き
▶ Amazonで見る(ヘリーハンセン スカンザレインジャケット)→
⑤ THE NORTH FACE レインテックスユリイカ(キッズ・上下セット)
上下セットで一度にそろえやすい。林間学校の準備にも(我が家では未使用)。
THE NORTH FACEのキッズレインウェア「レインテックスユリイカ」は、防水透湿素材HYVENTを使った上下セットです。現行モデル(NPJ12610)はHYVENT-D(2.5層)で、耐水圧の数値は公表されていません。
スタッフサック付きでコンパクトに収納でき、ザックに常備しておけます。パンツは裾サイドファスナーで靴を履いたまま脱ぎ着でき、記名ネーム付きで林間学校にも◎。サイズやカラーはモデル(年式)によって異なり、現行モデルは130〜160サイズです。リンク先の商品のサイズ表記もご確認ください。
- おすすめシーン:林間学校・キャンプ・ハイキング
- ポイント:上下セット・スタッフサック付き・記名ネーム付き
▶ Amazonで見る(THE NORTH FACE レインテックスユリイカ)→
レインウェアと一緒に揃えたいギア
雨の日の登山・キャンプを快適にするには、レインウェアだけでなく周辺ギアも大切です。特に以下の2つはセットで揃えることをおすすめします。
ゲーター(スパッツ)
ゲーターとは、足首からすねを覆うカバーのことです。レインパンツだけでは足首部分から雨水や泥が入りやすく、靴の中まで濡れてしまうことがあります。
子ども用のゲーターはモンベルやアウトドアブランドから展開されており、登山・キャンプ・雪遊びなどで活躍します。雨の多い時期や泥道が多いコースでは特に効果を発揮します。
- 効果:足首・靴への浸水を防ぐ
- おすすめシーン:雨天登山・泥道・沢沿いのコース


ザックカバー(レインカバー)
子どものザックを雨から守るレインカバーも必需品です。ザックの中の着替えや食料が濡れると、体を冷やすリスクが高まります。
多くのザックにはカバーが内蔵されていますが、ない場合は別途購入しましょう。ザックのサイズに合ったものを選ぶのがポイントです。
- 効果:ザック内の荷物を濡れから守る
- おすすめシーン:登山・キャンプ全般

エマージェンシーシート
山では天候が急変します。夏山でも天気が崩れると気温が一気に下がり、体の小さい子どもは低体温症になりやすいので要注意です。
エマージェンシーシートは体温を反射して保温する薄い金属シート。レインウェアと組み合わせることで、緊急時の保温効果が格段に上がります。子どもの人数+大人1枚を常備しておくと安心です。
- 効果:緊急時の保温・低体温症予防
- おすすめシーン:登山・キャンプ全般(緊急装備として)
レインウェアを長持ちさせるお手入れ方法
せっかく買ったレインウェアも、正しくケアしないと撥水性が落ちてしまいます。
洗濯の基本手順
- ファスナーとマジックテープをすべて閉じる
- 大きめの洗濯ネットに入れる
- ぬるま湯+中性洗剤で洗濯機(弱水流)
- 脱水後、日干しまたは乾燥機で乾燥
撥水性を復活させるコツ
使っているうちに水をはじかなくなってきたら、乾燥機で10〜15分ほど温めるか、当て布をしてアイロンをかけると撥水性が蘇ります。ゴアテックス素材の場合は特に効果的です。
まとめ|子ども用レインウェアは「セパレート・大きめ・耐水圧」で選ぶ
子ども用レインウェアを選ぶときのポイントをおさらいします。
- セパレートタイプを選ぶ
- 少し大きめのサイズ(丈調整できると◎)
- 耐水圧は使う場面で選ぶ(長時間の雨・本格的な登山なら10,000mm以上が目安)
- 上着のみの商品はパンツも含めた合計で比べる
- ゲーター・ザックカバーもセットで準備する
我が家では保育園時代にダイソーや西松屋のレインウェアも使っていましたが、透湿性や強度の面で限界を感じ、品質にこだわる大切さを学びました。今はロゴスとワークマンをメインに使っており、長時間の雨に備える本格的な登山では、モンベルなど耐水圧・透湿度の高いモデルへのステップアップも検討してみてください(我が家では未使用)。
雨の日も安全に楽しむために、ぜひ信頼できるレインウェアを1着揃えてみてください!
▶ 子供の登山靴おすすめ5選【80座登頂パパが教える失敗しない選び方】
▶ 子ども用ザックおすすめ5選【80座登頂パパが教える失敗しない選び方】
▶ 子連れ登山の持ち物リスト完全版【80座登頂パパが厳選した必需品12選】
この記事が役に立ったらシェアしてもらえると嬉しいです。


コメント