「子どもと初めての山登り、どこがいい?」と広島で聞かれたら、わが家はまず深入山(しんにゅうざん)をおすすめします。
山全体が草原で、360度の展望が気持ちいい山。しかもコースを選べば急登を避けられるので、小さい子の登山デビューにぴったりです。この記事では、当時6歳の娘と3歳の息子、家族4人で登った実測タイムつきの記録を紹介します。
Contents
ひろしま北里山キングとは
「ひろしま北里山キング」は、広島市安佐北区・安芸高田市・北広島町・安芸太田町の里山20座に登る認定制度です(現在はパート3が開催中。最新情報は公式サイトをご確認ください)。
わが家は2020年3月から2021年7月までの1年4ヶ月をかけて、当時6〜7歳の娘と3〜4歳の息子、家族4人でパート1の全20座を完走しました。
深入山はその11座目。2週間前に手強い白木山を登った後だったので、「これくらいの山は楽勝だね」と娘が言うほど、気持ちよく歩けた回でした。

子連れ実測データ(深入山)
| 標高 | 1,153m |
|---|---|
| 登った日 | 2020年10月25日(日)秋晴れ |
| メンバー | パパ・ママ・娘(当時6歳)・息子(当時3歳) |
| コース | 南登山口起点の周回(登り=西側のゆるやかコース/下り=正面コース) |
| 標準コースタイム | 2時間19分 |
| 実際にかかった時間 | 2時間58分(休憩24分を含む) |
| 距離/のぼり | 4.5km/365m |
標準タイムの約1.3倍。3歳連れでこの倍率で歩けた山はかなり少数派で、それだけ歩きやすい山だということです。
表の「休憩24分」は、YAMAPの記録に残っている休憩時間です。あとで出てくるタイムラインでは山頂で32分過ごしていますが、その多くは写真を撮ったり、広い山頂を歩き回ったり、眺望を楽しんだりしていた時間です。休憩は途中の東屋でのおやつ休憩と、道中の短いものが数回だけ。この日は下山後に近くの聖湖キャンプ場でのデイキャンプランチを予定していたので、山では長い休憩を取らずに歩きました。
登山口・駐車場・トイレ
| 登山口 | 南登山口が起点。登りは西側のゆるやかなコース、下りは正面コースでぐるりと周回しました |
|---|---|
| 駐車場 | 深入山グリーンシャワー駐車場(無料・約130台) |
| トイレ | 深入山グリーンシャワーの管理棟にあり |
駐車場とトイレが登山口にそろっているので、歩き出す前に支度を済ませられます。
※2020年10月に登ったときの記録と、登山口の駐車場情報をもとにしています。最新の状況はご確認ください。
当日のタイムライン
| 10:46 | 南登山口を出発 |
|---|---|
| 11:22 | 東屋でおやつ休憩 |
| 12:27 | 深入山 山頂(約1時間40分で登頂)。写真タイム&休憩 |
| 12:59 | 下山開始 |
| 13:44 | 南登山口に到着 |
午前10時台のゆっくりスタートでも、14時前には下山完了。

子連れでも午後の予定と組み合わせられるサイズ感が嬉しい山です。
コースの様子
展望の山。でも“コース選び”が子連れで楽しく登るポイント
深入山(標高1,153m・安芸太田町)は、山全体が草原の、360度の展望が自慢の山です。いちばん人気なのは南側の正面コースの往復で、登りはじめから草原の大展望が広がります。ただしこの正面コースは急登が続くのが難点。そこでわが家は、登りに西側のゆるやかなコースを選びました。

最初こそ樹林帯を歩きますが、尾根に出ると深入山の山稜がドーンと見えてきて、あとは草原の展望を楽しみながら山頂へ。下りは正面コースを使ってぐるりと周回しました。「登りは楽なほう、下りで正面の開けた景色」——この組み合わせが、子連れにはちょうどよかったです。
ママの日記より
同じ日を、妻(YAMAPネーム・あおちゃんママ)はこう書いていました。
待ちに待った深入山🎵この山は天気のいい日に登りたいと、前回とその前は見送って別の山へ行きました。今回は天気も良く気持ちのいい登山でした😊

これは深入山を楽しむうえで一番大事なポイントかもしれません。展望が魅力の山なので、天気の悪い日に登ると魅力が半減します。わが家は2回見送って別の山に変更し、ようやく晴れた日に登りました。
逆に言えば、里山キングのように登る山がたくさんあると「今日は天気が悪いから展望のない山へ」と入れ替えができます。実際この3週間前も、深入山に行くつもりが曇り予報だったため、展望のない熊城山に変更しました。子連れ登山は天気に振り回されるので、登る山の候補を2〜3個持っておくと、貴重な週末を無駄にしません。
途中に東屋、こまめに休憩できる
コース途中には東屋があり、おやつ休憩にぴったり。水場を見つけては触りたがる3歳児のペースでも、無理なく山頂まで行けました。

秋はススキの草原が最高
この日は10月下旬。高原のススキが風でサラサラと揺れて、秋晴れの空とあわせて最高の景色でした。春の山焼き後の新緑、秋のススキと、季節を変えて登りたくなる山です。
ママの日記より
歩きやすい山道で落ちてるススキ?!を集めて遊んでる子供達、楽しそうでした🌾

草原の山は、道端に「遊べるもの」が落ちているのも子連れ向きです。樹林帯の山だと黙々と歩くしかない時間が長くなりますが、深入山は歩きながら遊べる。子どもにとっては、歩く道そのものが遊び場になる山でした。
山頂は広くて人気スポット

山頂は広く、この日はたくさんの登山者さんで賑わっていました。写真を撮り合ったりと、人気の山ならではの和やかな雰囲気。三角点タッチも忘れずに。
子連れで登るときのポイント

- 晴れた日をねらって登る。わが家は2回見送って、3回目でようやく晴れた日に登りました。登る山の候補を2〜3個持っておくと、天気予報を見て入れ替えられます
- 登りは西側のゆるやかなコースがおすすめ。人気の正面コースは急登が続くので、子連れは西側から登って正面へ下る周回が歩きやすいです
- 日差し対策を。草原の山なので日陰が少なく、帽子と水分は必須です
- 東屋を休憩ポイントに設定すると、子どものペース配分がしやすいです
- 下山後のお楽しみが近い。この日は近くの「聖湖キャンプ場」へ車で移動し、軽いデイキャンプでランチを楽しみ、帰りに「いこいの村ひろしま」のお風呂に寄りました。登山+αの一日が作りやすい立地です

まとめ:迷ったら深入山
実測でも標準タイムの1.3倍で歩けた、子連れにやさしい山。それでいて山頂からの展望は「登山した感」たっぷりです。広島で子どもと登山デビューするなら、まず候補に入れてほしい一座です。


コメント