白木山は子連れで何時間かかる?6歳・3歳と登って7時間の実測記録【ひろしま北里山キング10座目】

白木山の山頂標識の前で家族4人の記念写真 親子登山

広島市安佐北区の白木山(しらきやま・889m)は、地元の登山者さんが繰り返し通う人気の山。そのぶん「登りごたえ」もしっかりあります。

標高差800m超のこの山に、当時6歳の娘と3歳の息子、家族4人で挑戦したら、どうなったか。結論、登りに約3時間、全体で7時間3分かかりました。この記事ではその実測記録と、子連れで登るためのポイントを紹介します。

落ち葉の積もった白木山の登山道を登る親子
落ち葉の登山道を、手をつないで登っていきます。

Contents

ひろしま北里山キングとは

「ひろしま北里山キング」は、広島市安佐北区・安芸高田市・北広島町・安芸太田町の里山20座に登る認定制度です(現在はパート3が開催中。最新情報は公式サイトをご確認ください)。

わが家は2020年3月から2021年7月までの1年4ヶ月をかけて、当時6〜7歳の娘と3〜4歳の息子、家族4人でパート1の全20座を完走しました。

白木山はちょうど折り返しの10座目。挑戦開始から8ヶ月かけて、やっと半分に到達した記念の一座です。

ママの日記より

同じ日を、妻(YAMAPネーム・あおちゃんママ)はこう書いていました。

大人の私達でもしんどいと思う山。子供達行けるかな?!と心配な気持ちもありましたが、山へ行く朝、パパが「今日は10月10日で里山キング10座目だよ」って教えてくれて、すごいね~。何かいい日になりそうだね😆 頑張るぞぉ~🔥とやる気満々になりました😁

この日は妻も私も、内心は「6歳の娘と3歳の息子に白木山はまだ早いかもしれない」と思っていました。それでも日付が背中を押してくれたのが、この10座目です。

白木山駅の近くで電車を眺めるパパと子ども2人
登山口へ向かう途中、白木山駅に電車が来て大喜び。

子連れ実測データ(白木山)

登った日2020年10月10日(土)
メンバーパパ・ママ・娘(当時6歳)・息子(当時3歳)
コース白木山登山口からの往復(JR芸備線・白木山駅から歩ける登山口)
標準コースタイム4時間44分
実際にかかった時間7時間3分(休憩1時間55分を含む。うち山頂ランチ約1時間半)
距離/のぼり7.2km/822m

歩いている時間だけ見れば標準タイムの1.1倍程度。3歳連れとしては上出来ですが、そのぶん山頂でたっぷり休みました。「子どもの歩き」より「休憩の長さ」で全体時間が決まるのが、子連れ登山の実際です。

登山口・駐車場・トイレ

登山口白木山登山口(JR芸備線・白木山駅から踏切を山側へ渡ってすぐ)
駐車場登山者用の駐車場はありません
トイレ登山口近くの「ふれ愛ファーム白木山」(広島市三田市民農園)にあるようです

わが家は車で行き、近くの道路脇に停めました。ふれ愛ファーム白木山の前から白木山駅のあたりにかけて、この日も登山者さんのものと思われる車がたくさん並んでいました。人気の山なので、休日は早めに着くと安心です。住宅地に近い場所なので、地元の方の迷惑にならないよう停める場所には気をつけてください。

白木山の登山口近くの道路脇に並ぶ登山者の車
道路脇には、登山者さんの車がずらり。

駅から歩いてすぐの登山口なので、電車で行くのもおすすめです。トイレは念のため、登山口に着く前に済ませておくと安心です。わが家は下山後、近くのスーパー「ショージ」でトイレをお借りしました。お借りするときは、お買い物のついでにするなどマナーを守って利用したいですね。

※2020年10月に登ったときの記録をもとにした情報です。状況は変わることがあります。

当日のタイムライン

白木山登山口の前で元気にジャンプする子どもたち
白木山登山口からスタート!
10:04白木山登山口を出発
10:54途中の展望スポットで「ヤッホー!」
11:48尾根に出て、つかの間のなだらか歩き
12:29水場に到着。山頂までもうひと頑張り
13:07白木山 山頂(登り約3時間)。ゆっくりランチタイム
14:34下山開始
14:50頃満腹の息子がパパの抱っこでお昼寝しながら下山(約40分)
16:55登山口まで下山
17:07白木山駅前を通って駐車場所へ
下山後車で「深川の湯」へ移動してお風呂

コースの様子

登りは3時間、コツコツ系の登山道

白木山は序盤から着実に登っていく、コツコツ型の登山道です。事前に「登りは3時間」と想定していて、ほぼその通りでした。途中には合目ごとにお地蔵さんや看板があり、展望スポット、後半には水場もあって、区切りを作りながら登れます。

白木山の展望スポットから山並みを眺めるママと子どもたち
途中の展望スポット。遠くの山並みが見えました。

人気の山ならではの「声援」が子どもを登らせてくれた

この山で一番印象に残っているのは、すれ違う登山者さんたちの温かさです。「すごいねー」「頑張ってねー」と、たくさんの方が子どもたちに声をかけてくださいました。親が励ますより、ずっと子どもたちの力になりました。

展望スポットでは、子どもたちの「ヤッホー!」に応えてくれる、優しい“やまびこお兄さん”もいました。子どもたちは大喜びで何度も「ヤッホー!」と叫んでいました。人気の山は、こういう出会いがあるから子連れに向いています。

白木山の登山道で先を行く登山者を見送る子どもたち
やまびこお兄さんを見送る子どもたち。他の登山者さんとのふれあいも登山の良さの一つです。

ママの日記より

でも白木山はやっぱりキツかった😱登りながら、まだ子供達には登るのはしんどいかなと思っていたけど、急登も頑張って登ってくれました😀

「まだしんどいかな」と心配しながらも、子どもたちの頑張りを信じて一歩ずつ。この日は、そんな親の心配を、子どもたちがいい意味で裏切ってくれました。

登りの途中、急登で進みが悪いときは少しだけ私が担いでいます。

白木山の急登で3歳の息子を担いで登るパパ
急登で進みが悪いときは、パパが少しだけ担いで。

12時半ごろ、やっと水場に到着しました。山頂の前の、大きな目標だった水場です。ここでひと息ついて、山頂まであともうひと頑張り。

白木山の登山道の後半にある水場とパパと子どもたち
後半の水場。ここを目標に頑張りました。

山頂は360度の大パノラマ

9合目の看板を過ぎると、いよいよ山頂が見えてきます。最後の上り坂は、3歳の息子もひとりで頑張って登りました。13時7分、白木山の山頂に到着です。

白木山の山頂の広場を歩く子どもたちと周りの山並み
山頂に到着。まわりの山並みが見渡せます。

山頂は360度の大パノラマ。広島市街や可部方面の街並みが広がり、この日は瀬戸内海の方まで見渡せました。晴れた日には、遠く三瓶山まで見えることもあるそうです。山頂には三角点のほか、電波塔や白木山神社の小さな社もあります。子どもたちは三角点を見つけて、みんなで記念撮影をしました。

山頂ランチは最高のご褒美

山頂の小屋で、お待ちかねのランチタイム。この日はたこ焼き、あんかけ焼きそば、仕上げにお餅入りぜんざいと、頑張った分だけ豪華にしました。3時間登った後の山ごはんは、それはもう格別です。

白木山の山頂の小屋でたこ焼きを焼いてランチ
小屋の中で、たこ焼きを焼いているところ。

下りは、抱っこでお昼寝と電車の汽笛

しっかり登ってしっかり食べた3歳の息子は、下り始めてすぐに眠くなってしまいました。ここからは私が抱っこして下山。約40分、しっかり眠ったあと、すっきり目を覚ましてまた歩き始めました。

下山中にパパの抱っこで眠る3歳の息子
満腹になって、抱っこでぐっすり。

下りにも急な坂がありましたが、娘も息子も頑張って歩きました。登山口に着いたのは17時前。子どもたちは最後まで元気でした。

白木山の登山口のすぐそばにはJR芸備線が走っていて、帰り道に通った電車に手をふると、汽笛を鳴らして応えてくれて、長い一日のいいごほうびになりました。

白木山駅近くの田んぼの横で電車を眺める娘と息子
帰り道、電車に手をふると汽笛で応えてくれました。

子連れで登るときのポイント

  • 「登り3時間」を前提に計画を。10時発で下山は17時前。もう1時間早く出ると安心です
  • ご褒美(山頂ランチ)を予告する。「山頂に着いたらたこ焼きだよ」は魔法の言葉でした
  • 水場・展望スポットを目標に区切る。「次は水場まで」と小さなゴールを作ると足が進みます
  • 下りも約2時間20分。疲れた子どもの下りは転びやすいので、おやつ休憩を挟みつつ慎重に
  • 帰りのお昼寝に備えて、大人の体力を残しておく。満腹になった3歳は下りで眠ってしまうことも。抱っこして歩ける余力を残しておくと安心です
  • 電車アクセスも可能。JR白木山駅から登山口まですぐ。車で来ても線路が近いので、電車好きの子は行き帰りも楽しめます

下山後のお楽しみ:深川の湯でひとっ風呂

下山後は車で「深川の湯」へ移動して、お風呂に入ってから帰りました。7時間歩いた体には、登山のあとのお風呂がなによりのごほうびです。白木山は下山が夕方になりやすいので、帰り道にお風呂の予定を組み込んでおくと、家族みんなさっぱりして帰れます。

まとめ:手強いけれど、子どもを成長させてくれる山

白木山は里山キング20座の中でも「難敵」と感じていた一座。それでも登山者さんたちの声援に押されて、6歳の娘も3歳の息子も、急登をほぼ自分の足で登り切りました。帰りはお昼寝した息子を抱っこして下山しましたが、それも含めて家族みんなで頑張った一日です(山って、子どもをひと回り成長させてくれます)。しっかり歩ける子連れファミリーの挑戦におすすめの山です。

白木山登山口に下山してポーズをとる娘と息子
無事に下山。2人とも最後まで元気でした。

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