【登山のミニ知識】お地蔵さまは位の高い仏さまだった‼

お地蔵様

街角や峠、登山道などで多く見かけることのあるとても身近な存在のお地蔵さま。

あのお地蔵さま実は仏界では位の高い仏様だった!って知っていますか?

この記事を読むと
  • 誰かに話したくなるお地蔵さまのミニ知識をゲットできる
  • 登山中の一風景にも興味を持てるようになり楽しみが増える
  • 登山中もお地蔵さまに見守られている安心感を得られる
  • お地蔵さまに親近感がわき出会った時の幸せ度がアップする

そもそも、お地蔵さまって…

・どんな方なの?

・なぜそこにいるの?

などなど、よく考えると意外と知らない事がたくさんあるのではないでしょうか。

そんなお地蔵さまのこと、ちょっと知るだけで見え方が変わり興味深くなりますよ。

今回は登山が趣味の筆者が、登山中に出会うお地蔵さまについてのミニ知識「お地蔵さまの位」と「お地蔵さまの意味や役割」について触れてみようと思います。

※お地蔵様について詳しく知ろうとすればとても奥が深い為、この記事の中では〖登山のミニ知識〗として役立ちそうな部分だけに絞って簡単にご紹介します。

Contents

お地蔵さまは位の高い仏様!?

「お地蔵さま」という呼び方は私たちに耳なじみのあるものですが、仏教の中では「地蔵菩薩」と呼ばれる仏様なのです。

仏の世界にも位(階層)があり、大きく4つに分かれています。

上から順に『如来(にょらい)』→『菩薩(ぼさつ)』→『明王(みょうおう)』→『天部(てんぶ)』となり、お地蔵さまこと「地蔵菩薩」は上から2番目の菩薩にあたるのです。

因みに各階層には次のような仏様がおられます。

  • 『如来』 … 釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来
  • 『菩薩』 … 地蔵菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩 など
  • 『明王』 … 不動明王、孔雀明王 など
  • 『天部』 … 帝釈天、金剛力士、弁財天 など

誰もが聞いたことのある名前が並ぶ中、「弥勒菩薩」や「文殊菩薩」と並び『菩薩』の位(階層)にいる「地蔵菩薩」ことお地蔵さま。

会社のポジションで例えると管理職!すごいですね😀

各仏様についての説明は省きますが、調べてみるととても興味深く面白いですよ。

お地蔵さまってどんな方?

では、お地蔵さまの意味や役割についてできるだけ分かりやすく簡単に説明していきます。

名前の由来

地蔵という名前は、インドの古典言語であるサンスクリット語のクシティ・ガルバからきています。

クシティは大地、ガルバは胎内という意味があり、これを漢字に意訳して地蔵といいます。

大地のように広い慈悲で人々を包み込み救うという意味が地蔵の名前の由来になっているそうです。

お地蔵さまの役割

お地蔵さまの役割をざっくり言うと「救済」と「見守り」です。

仏教の教えでは、『すべての生き物は「六道」で輪廻転生(生まれ変わり)を繰り返す』とされています。

には、地獄道餓鬼道畜生道修羅道人間道天上道という6つの世界がありお地蔵さまはそのすべての世界に現れて苦しむ人々に救いの手を差し伸べるのです。

昔話で知られる『かさ地蔵』のように6体並んだお地蔵さまはこの六道の思想に基づいて祀られ、六地蔵と呼ばれています。

墓所などにある「六地蔵」は個人が良い世界に生まれ変わることを願って建てられています。

 

「〇〇地蔵」と呼ばれるお地蔵さまは他にもたくさんあり、人々の身代わりとなって苦しみを背負う身代わり地蔵

妊婦の安産を守護する子安地蔵

水子の供養をする水子地蔵などが様々な場所に祀られています。

 

お地蔵さまはなぜそこに建てられているの?

街角や街道、登山道など色々な場所に立っているお地蔵さまは、場所によってそこにいる意味が違います。(*諸説あるようですが…)

街角のお地蔵さま

街角(道の角)は集落や村の境界になっていることが多く、そこにあるお地蔵さまは辻地蔵とよばれその境界で外からやってくる疫病や災難から集落や村を守っているのです。

 

街道沿いのお地蔵さま

また、街道や登山道、参道などの途中で一丁(一丁=約109m)ごとにおかれたお地蔵さまは、丁石地蔵と呼ばれ、道の距離の目安としての役割りと、旅人の道中の安全を祈願して建てられています。

まとめ

いかがでしたか?

お地蔵さまはいつも近くで私たちを見守ってくれているのです。

何気ない風景に目を向けちょっと知るだけで、物事は楽しく見え始めます。

このミニ知識が少しでも皆様の登山ライフに潤いを与え、より良いものになることを願っています。

 

『パパかずやのブログ』では今後も皆さまの役に立つ情報を発信していきたいと思っております。良かったら他の記事も覗いてみて下さいね!

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