2019年4月28日、広島県と鳥取県の境界にまたがる山「道後山」へ親子4人で登りました。
半年前、下の子(あおちゃん)が登山デビューしてから4回目の親子登山になります。
Contents
道後山の紹介
- 道後山(どうごやま) 標高1268m
- 登山者に人気の山で日本三百名山の一つ
- 国定公園にも指定されており登りやすい登山道で初心者でも楽しく登れます。
- 景色も最高で晴れていれば遠く北方に伯耆大山や日本海も見えます。
- 山頂には一等三角点があります。
山行データ
我が家は小さい子連れの為、いつもゆっくりペースの山行です(^^♪
(登山時のねぇね5歳2カ月、あおちゃん2歳4カ月)
歩行ペースは平均コースタイムの約1.3倍程かかっています。
- コースの目安タイム:2時間30分(休憩時間は含まない)
- 歩行距離:約6.0km
- スタート地点の標高は1080m
- 山頂までは高低差約340mの比較的軽めの登山です。
山行レポート
季節は4月も後半になり暖かく過ごしやすくなってきましたが、この日は曇りの天気だったこともあり山の上はまだ寒かったです。
上着等も持参していましたが山頂付近では子ども達が寒そうだったのでエマージェンシーシートも使用しました。
月見が丘登山口からスタート!
車は月見が丘駐車場へ停めました。広い駐車場でトイレもあります。
目の前には岩樋山が見え、道後山はその向こう側にあります。
登山口は駐車場のすぐ脇(上の写真左側)にあります。
まずは岩樋山を目指します。
スタートから少しの間はなだらかな道を進みます。
これくらい歩きやすい登山道なら2歳のあおちゃんも楽しく歩けます!
あおちゃんも最初は楽しそうに歩いていましたが早々にベビーキャリア(おんぶリュック)へ!(笑)
ブナの巨木を眺めながら少しづつ登って行きます。
登山道の脇に突然現れる巨木にドキッとするのは登山あるある!?
中国地方の山には熊も住んでいるので少し敏感に反応してしまいます^_^;
クマ鈴は持参しましょう!
更に少し進むと東屋(休憩所)もあります。
ここまでは30分程で来ることができました。
疲れたらここで休憩もできます。
東屋を過ぎ、最初の分岐は岩樋山へのルートを進みます。
分岐地点は三叉路になっており、今回は月見が丘の方から登ってきて岩樋山へ向かいましたが、岩樋山をパスして道後山へ行くルートもあります。
岩樋山の山頂手前まで来ると景色が開けてきます。
車を停めた駐車場が見えました。今日もたくさんの登山者さんが登っているようですね。
ねぇねが「ヤッホー」と叫んでいます!(^^)!
ここではやまびこの返事は帰ってきませんでしたが、登山中に近くにノリのいい登山者さんや子連れの登山者さんがいると子どもの声に返事を返してくれたりしてほっこりしたことがこれまでに何度もありました。
そんな山ならではの触れ合いも素敵ですね。
岩樋山山頂へ到着!
スタートから一時間弱で岩樋山山頂へ到着しました。
あおちゃんはお昼寝中です。(笑)
標高1271mの山頂までくると風が冷たくて寒かったので上着を取り出しました。
遠く北方面には雪をかぶった伯耆大山が見えていました。
天気が良ければ日本海まで見えるそうですが、この日は残念ながら見えませんでした。
縦走の登山道を歩いていくと石垣(石塁)が連なっているのが見えてきます。
(下写真でねぇねが立っている所)
実はここ、県境になっており向こうが広島県、こちらは鳥取県なのです。
この辺りは昔、備後と伯耆の国境をまたいで両国牧場があり、ここで牛馬が放牧されていたそうです。
こういった情報をネットや本で事前に下調べして行くと実際に見つけた時にちょっとテンションがあがり楽しみが増えますね。
すぐ向こうに道後山山頂が見えてきました。
この辺りは気持ちの良い草原歩きができます。
道後山山頂へ到着!
スタートから1時間40分。道後山山頂へ到着しました。
通常コースタイムより20分程時間がかかりましたが無事に登頂できました!
5歳のねぇねは自分でしっかり歩いて登りました。2歳のあおちゃんはまだおんぶの方が多いですね💦
山頂周辺は広く開けており、たくさんの登山者さんが休憩しておられました。
私たちもここでランチタイムにしました。
休憩中はとにかく寒く、エマージェンシーシートにくるまりながらカップ麺を食べました。
もうすぐ5月になろうかというこの季節。晴れてお日様に照らされていれば暖かかったのでしょうが、
曇り空で時折冷たい風に吹かれる山頂周辺の気温はおそらく5℃前後位だったのではないでしょうか!?
麓の気候とは大分違います。子どもの上着はもっと暖かいものを用意するべきでした!
(反省)小さい子連れの山行では子どもの体温管理の準備が特に大切だと改めて思い知らされました!
山頂では1時間30分程の長めの休憩をとりました。
下山します!
下山は山頂下の大池を回り、岩樋山下の巻き道から月見が丘へ戻ります。
山々を眺めながらゆっくりのんびり帰ります。
大池の辺りの道はぬかるんでいる所もあり、子どものスニーカーでは濡れてしまうので抱っこでワープしました。
こういう場所を通る時はやはり登山ブーツの必要性を感じます。
分岐の標識を見ながら月見が丘近道へ進みます。
東屋(休憩所)まで順調に下ってきました。
少しおやつ休憩をしてもう少し頑張りましょう。
もうすぐ登山口に到着です。最後の林間道も気持ちいいです。
ふと見上げると「ヤドリギ」が!
こういう発見も子どもにはいい刺激と学びになりますね。
登山口(駐車場)まで無事に帰ってきました。お疲れさまでした!
まとめ
道後山は国定公園に指定されているだけあって、登山道はよく整備されており、急登も少なく歩きやすい。
軽装の初心者さんや子連れでも気軽に登れる良い山でした。
駐車場も広くトイレも併設されているのは山選びの際の重要なポイントですね!
※トイレに関しては、冬場などに閉鎖されることがあるようなので、ご利用の際は確認して行かれることをお勧めします。
子連れ登山での気付きと反省
子どもの服装とエマージェンシーシート
子どもの服装に関しては4月末という事でそんなに寒くはないだろうと思い(←認識甘かった!)西松屋のウィンドブレーカーとダウンベスト、ユニクロのダウンジャケットを用意していきましたが、天気を考慮の上で真冬の服装にすれば良かったなと思いました。
暑ければ脱げばいい(←荷物がかさばりますが…)けど、寒いのに着るものがないと困りますからね!
それでもエマージェンシーシートを持参していたのは正解でした!
これが無かったら子どもは寒すぎて山頂でゆっくりランチタイムなんてできなかったでしょう!
エマージェンシーシートは季節を問わず子連れ登山では必須のアイテムです!
子連れ登山の際は常備しましょう。
子どものくつ
子どものくつは普段履いているスニーカーでした。
道後山のように登山道がよく整備された山を登る時は普通のスニーカーでも大丈夫でしょう!
しかし、ゴツゴツした石が多い場所では足の裏が痛いようです。
また、砂地の斜面ではよく滑るし、濡れた草原やぬかるんだ場所ではすぐに靴の中まで水がしみてきてしまいます。
それらの欠点を考慮すると、やはり子どもも登山靴の方が安心して登山を楽しめますね!
因みに我が家では子どもの足サイズが16cmくらいまではスノーブーツを使ったりもしていました。スノーブーツは底が厚く、滑りにくいソールで重宝していました。
ただし、夏は暑くてムリですね…。
子どもの足サイズが17cmくらいからは子供用登山ブーツを使用しています。
※子供用登山ブーツを購入しようと探す際、18cmサイズからの物が多いのですが、付属でサイズ調整用の中敷きがついているものを利用すれば、17cmから使用できます。
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【登山ブーツ】子どものブーツを新調しました!
これから装備を揃えていく方の参考になれば幸いです。
以上、パパかずやの道後山親子登山の記録でした。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
今後も親子登山やキャンプ等、子どもと外遊びを楽しむ時に役立つ情報の記事を増やしていきたいと思っていますので、また覗いてみてくださいね。
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