【親子登山】挑戦‼ 親子で大山(弥山) 夏山登山道 ~前編~

ファミリー登山

2022年10月9日、鳥取県にある大山だいせん弥山みせん、標高1709m)へ家族(子連れ)で登山に挑戦しました。

家族4人で登山をするようになってから早や4年。

子どもが成長したらいつか挑戦したいと思っていた中国地方の最高峰

最近は年長さんのあおちゃん(下の子・5歳)も、歩行できる時間や距離が長くなってきたので、そろそろ行けるかな?と思い挑戦の計画を立てました。

Contents

大山の紹介

中国地方の最高峰日本百名山日本百景に選定されている中国地方の名峰です。

角盤山かくばんざんとも呼ばれるほか、伯耆大山ほうきだいせん又は伯耆富士ほうきふじと呼ばれることもあります。

・最高峰は剣ヶ峰(1729m)
※「弥山~剣ヶ峰~天狗ヶ峰~象ヶ鼻」間は、崩落がひどく危険なため、立ち入り禁止となっています。その為、登山者は山頂避難小屋のある弥山山頂(1709m)への登山が一般的です。

大山隠岐国立公園に指定されており、登山道や避難小屋等の設備はしっかり管理されています。

筆者撮影:登山前の大山

駐車場

夏山登山道を利用する際の駐車場は以下の2つをチェックしておくと良いでしょう!

尚、「下山駐車場」は現在臨時休業中のようで、入れなくなっていました。

鳥取大山観光ガイド(一般社団法人大山観光局)より 引用

 

南光河原駐車場

夏山登山道の登山口に近く、便利な駐車場。

…ですが、早朝から登山者の車で埋まることが多く休日は満車で駐車できないこともよくあります。

南光河原駐車場を利用するなら午前6時くらいに到着することをお勧めします。

我が家は8時頃に来て停められず、他へ行きました。

駐車可能台数
・58台(乗用車)
・トイレあり
・登山、下山届け提出所あり

 【料金
・季節によって異なる

①スキーシーズン終了から12月23日まで
    ・無料

②12月24日からスキーシーズン終了まで
    ・乗用車平日1台500円
    ・土日祝日は1台1000円

 

県立大山駐車場「大山情報館(ナショナルパークセンター)」

鳥取大山観光ガイド(一般社団法人大山観光局)より 引用

我が家の車は大山情報館の横の県立大山駐車場(第5駐車場)に駐車しました。

 

登山コース

夏山登山道コース

大山の主な登山道は2つありそのうちの一つが弥山山頂を目指す夏山登山道です。

標高差が約1000mもあり急勾配の登山道ですが、道はよく整備されており軽装の初心者でも比較的登りやすいコースです。

今回私たち家族はこちらのコースを登ります。

ユートピアコース

ユートピアコースは三鈷峰さんこほうや象ケ鼻方面へ登る中・上級者向きのコースで夏山登山道コースに比べて難所の多いコースです。

 

山行データ

我が家のコースタイム表

8時過ぎに駐車場からスタートして12時過ぎに山頂へ到着しました。

YAMAP:ひなパパ活動日記より 往路行程

6合目で約30分、山頂では約1時間の休憩を取っています。

13時過ぎに山頂を出発し、16時前に駐車場へ戻りました。

YAMAP:ひなパパ活動日記より 復路行程

ルートマップ

夏山登山道の概要はこんな感じです。↓

Gと書いてある所がゴール&スタート地点です。

YAMAP:ひなパパ活動日記より

 

登山レポート

2022年10月9日(日)秋の3連休の中日だけあって登山者は多めでした。

8:00 南光河原駐車場へ到着しましたが、満車で止めることができませんでした。

筆者撮影:南光河原駐車場

 

仕方なく移動して大山情報館(ナショナルパークセンター)横の駐車場へ停めることができました

 

登山開始

 8:17 登山開始です。

事前の天気予報では登る当日は雨予報だったので寒さと風が心配でしたが、雨具も用意してあるしダメそうなら撤退も想定の上でスタートしました。

筆者撮影:大山駐車場(第5駐車場)

夏山登山道の登山口から少し遠くなりましたが問題ない距離です。

登山届の提出

8:30 先ほど駐車できずにスルーした南光河原駐車場まで歩いてきました。

駐車場入り口の小屋に登山届出用紙下山届出用紙があり、ここで記入して赤いBOXへIN‼

※筆記具もあります。

※下山時もここへ立ち寄り下山届を提出します。

登山届記入中

 

登山口はすぐそこです。

南光河原駐車場より登山口へ向かう

夏山登山道の登山口

8:37 ここから登山道に入ります

夏山登山道登山口

登山道はよく整備されており歩きやすいですが、連休だけあって人が多い…

登り始めから渋滞

そして階段が多い…(^_^;)

休憩も取りながらボチボチ登ります。

よく整備された登山道 階段多め

 

9:50 5合目付近

眺望のある場所がありました。

ここでも少し休憩!

5合目付近より展望を望む

ここからもう少し登ると行者谷方面の登山道との分岐があります。

そして更に登ると6合目避難小屋です。

 

6合目避難小屋

10:20 スタートから約2時間。

6合目避難小屋まで来ました。

標高は1349m!!

子ども達は過去最高地点(広島最高峰・恐羅漢山:1346m)をすでに超えています。

 

目の前には大山北壁が雄大にそびえ立ちます!

6合目避難小屋より大山北壁を望む

山頂付近はガスがかかって見えませんが、天気も当初の予報程荒れずなんとかもってくれています。

 

振り返ると日本海側の景色も一望できます。

6合目より日本海を望む

6合目避難小屋の周りではたくさんの方が休憩していました。

 

我が家もここで少し長めの休憩(30分程)を取りました

あおちゃんはここでおにぎりを一個チャージ!

ネェネもお菓子でエネルギーチャージ!

行動食は大事ですからね‼

6合目避難小屋でしばし休憩

ちなみに写真↑左下に写る赤いザックの方は救護チームの方で登山者の安全を見守りながら登山道を一日に何度も往復しているそうです。
この日は他にも5~6人の救護チームの方をお見掛けしました。

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※トイレ情報※


6合目避難小屋にはトイレはありませんが携帯トイレブースがあります
携帯トイレを持参していればブースの中で使用する事ができますが、使用後の携帯トイレは持ち帰って自分で処分しなければいけません。
トイレは頂上避難小屋のトイレまたは登山口周辺のトイレ(駐車場など)を利用すると良いでしょう!


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寒くなり上着を着込む

手元の温度計で気温は10℃ですが、風が冷たく寒く感じます。

ザックからフリースウィンドブレーカーレインスーツを取り出し着込みました。

子ども達には張るカイロも出しました。

 

10:50 じっとしていると震えそうなくらい寒いので山頂へ向けて動き出します。

あおちゃんは寒さで心が折れたのか、「歩きたくない!」と言い出しました。

仕方がないので抱っこで少し登りましたが、急登で約20kgの子どもを抱えて登るのはさすがに私もしんどい!

なんとかあおちゃんを説得してまた自力で登ってもらいました。

寒さに加え雨も心配ですが、ここから先は樹林帯を抜け尾根づたいに歩くので強風も心配です

 

11:30 標高も1500mを超え、見える景色からも大山の高さを感じることができるようになってきました。

少し休憩をしていると大山の監視員さんに話しかけられました。


監視員さんと談笑

監視員さんは子ども達にも気さくに話して下さりしばし談笑タイム(笑)

それにしても、さすが国定公園の人気の山!

先程の6合目で見かけた救護の方達国定公園監視員の方達、他にも登山道の整備や施設の管理に関わる方など、たくさんの人のおかげで山の安全と安心が守られているのだと改めて感じることができました。

感謝ですね!

 

8合目 ダイセンキャラボク群落と木道

12:00 山頂が近づいてくるとダイセンキャラボクの純林地帯が広がっています。

このダイセンキャラボクの大群落は世界的にも珍しいそうで国指定の特別天然記念物に指定されています。

そしてそのダイセンキャラボクの上を歩く木道は山頂まで続いています。

8合目付近の木道歩き

木道歩きと聞けば気持ちよくのんびり歩けるイメージがわきそうですが、ここはちょっと違います。

この辺りが一番風が強いんです

 

10年程前、ママと二人で登った時も強風に吹き飛ばされそうになる中、這いつくばりながら通過した恐怖の思い出がありました。(あの時は5月の雨の日でこの日より過酷でしたが…(^-^;))

 

今回、子ども達を連れてくる上で一番心配だったのがこの強風の木道歩きでした。

強風の中をゆっくり進む

あおちゃんの手をしっかり握り強風が来たら立ち止まって踏ん張る!

そして風が止んだらゆっくり進む。

心の準備はしていましたが、やっぱり怖かったですね。

結果的には無事通過できましたが、瞬間的に大人でも立っているのがやっと程の強風に何度か襲われました。

正直危険地帯です!

 

大山頂上避難小屋

山頂手前には避難小屋があり、この小屋にはトイレや売店もあります。

筆者撮影:大山頂上避難小屋

避難小屋写真↑の左上の方に小さく写っている場所が山頂デッキです。

お昼はこの中で休憩しようと思いますが、いったん通過してまずは山頂を目指します。

山頂はもう目の前です。

 

後編へつづく → 親子登山】挑戦‼ 親子で大山(弥山) 夏山登山道 ~後編~

 

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